プロの校正さんになる?日本エディタースクール通信講座「校正コース」受講中の感想

校正

今年の2月から日本エディタースクール「校正コース」を受講している。
全8ヶ月間を通してプロの校正者を目指すための勉強ができるというもの。
受講しているのは通信講座で、テキストを読み進めながら毎月課題を郵送で提出するシステム。

通信講座 校正コース - 日本エディタースクール
出版界で働く編集者や校正者を養成する学校です.- 校正者になるための本格的なコース 夜間部校正コースや土曜校正教室と同等の校正教育を,通信講座で受講できるコース

そもそも校正とは

文章の誤字・脱字・衍字(余分に入ってしまった文字)を見つけ、訂正する作業。
例えば正解が「あいうえお」だとすると
誤字:あいううお
脱字:あいうお
衍字:あいうええお

「校閲」と似ているけれど、簡単に言うと
・「校閲」は内容を直す
・「校正」は表記を直す
(「校正・校閲部」として一緒になっている企業も多いみたい)

こういった作業は一字も漏らさないようにきっちり確認していくので集中力が必要…
フォントのわずかな違いや、「壁」「璧」のような漢字の誤りも見逃してはいけない。

校正の学び方

校正の仕事に興味があってまずは勉強から始めようとした場合、いくつか選択肢はあるが
日本エディタースクール「校正コース」(←現在受講中)
実務教育研究所「校正実務講座」
今の日本ではこの2つが有名どころのようだった。

後者はテキストの内容が古いというレビューを見かけたため、私はエディタースクールを選択。
(どちらも校正のやり方はしっかり身につきそうだけど!)

「校正コース」の基本テキスト4冊

1~6ヶ月目の感想まとめ

教材の内容も課題もしっかりしていて実務で大いに活かせそうなこのコース。
本来であれば3ヶ月目を学習中のはずなのだが、ちょっと事情があるため急ぎに急いで今は7ヶ月目の学習を始めている。
残り2ヶ月分に迫ってきたところで、ざっくり感想をまとめてみたい。

楽しいところ

  • 誤字・脱字・衍字を見つける作業そのもの!
  • 同音異義語や正しい漢字の使い方が学べる
  • 細かい漢字の字体(旧字体とか異体字とか)の違いも学べる
  • フォントに詳しくなれる
  • 数をこなすうちに精度が上がり、きれいに正確に訂正の書き込み(入朱)ができるようになる

大変なところ

  • 文字と文字の間隔(アキ)が指定のルールから逸脱していないか確認し、正しいアキを指示すること(一枠のたった”4分の1の差”なんかも重要、細かい…)
  • 図や表のミリ単位の違いを見極めること
  • 何度見返しても見落としがある

自習課題に取り組んだり、添削されて返ってきた提出課題を見ていると、慣れによるものも大きいんだろうなあと思う。
実際、月を追うごとに自力での発見が増えているのを感じる。
例えばアキに関しても「ん?なんとなくこのスペース怪しいぞ」って思ったり。
誤りやすい文字へのアンテナも強化されていきそう。

とはいえ、まだまだ「慣れる」までには演習が足りないと思ってしまった…!
課題は十分な量があるとは感じるんだけどもっといろんな教材で勉強しないと心配…

7,8ヶ月目の見通し

1~6ヶ月目で学んできたのは「縦組」(いわゆる縦書き)の手法だったのだが
実は残りの2ヶ月は、化学式や数式が入ってくるような「横組」(横書き)の学習になっている。

「縦組」と「横組」で校正の基本に差はないとはいえ、
詳しくない理数系のルールに沿って正誤を判断するのはなかなか骨が折れそう。

それに今の日本では「横組」の本が多いと思うんだけど、演習できるのはたったの2ヶ月分…
どう考えたって足りないのでは?
実務を考えたら「縦組」より「横組」の学習期間が長くてもいいんじゃないか?
出版業界の内情はまた違うのかな…?

等と思いつつも、残り2ヶ月分でコースが終わってしまうのは事実。
提出課題の点数が低すぎると修了できなくなってしまうので、それだけは避けたい。
今までのおさらいも兼ねてなるべく高得点を目指していきたい。

プロの校正さんになる?

で、タイトルにも書いた「プロの校正さんになる?」というところ。
これについてはまだ私の中で答えは出ていない。

課題をちまちまこつこつと進めていて、この作業や言葉を大切にするという考え方は性に合っているなと思う。
その反面、まだ何もスキルのない自分が、出版市場が縮小しているこの世の中で食っていけるのかという不安がある。
電子出版市場は拡大しているというけれど、このコースで学んだことは電子出版の際どのくらい役に立つのだろう?

それともう一つ懸念が。
校正はあくまで編集者のいち作業として捉えられていることが多いのだ。
自分はどちらかというと校正の専門を目指したいのだが…狭き門なのかもしれない。

いずれにしろ現職は全く違う業界だし、今は真面目に勉強しながら今後のことを考えたい。

俺たちの戦いはこれからだというところで…
おしまい!

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